先日、約1年ぶりに小説を買いました📚
その本との出会いは初めてではなく、学生時代に遡ります。
当時、大学の講義で西洋文化史について学ぶ機会があり、そこでイタリア人の教授に紹介された作品でした。
ただし、この時は小説ではなく映画化された1本のDVDを見る事になったのですが・・・何と言っても・・・
主演はあのショーン・コネリーです。
(昨年、お亡くなりになられましたね😢)
ここで、気づく方もいらっしゃるかもしれませんが
そう、その作品の名は・・・『薔薇の名前』です。
この映画は一度しか見ておらず、あらすじもほとんど覚えておりません。
でもとても印象的で、繰り返し思い出しては、いつか小説を読みたいと誓うのでした。
というのも、映画を見た直後に大学の図書館にあった原作を借りたものの数ページ読んだ後に、その内容の難しさ、読みにくさにあっさり挫折してしまったのです。
そしてーあれから○○年(笑)
とうとう、念願の小説を手に取り、上巻をいっきに読破しました。
とりあえず、今はひたすら読み進める事に必死ですが、下巻まで読破したら必ず振り返り、考察ないし感想を述べようと思います。
さて、この作品についての概要ですが・・・
舞台は14世紀の中世イタリアの修道院内で起きた連続殺人事件を、派遣された主人公バスカヴィルのウィリアム修道僧が事件の謎を解き明かしていくミステリー小説です。
ウィリアム修道僧ともう一人、若き見習修道僧アドソはシャーロック・ホームズとワトソンだと思えばいいです。
ホームズ好きならまず「バスカヴィル」でニヤリとするのではないでしょうか。私もその一人でした。「バスカヴィル家の犬」はホームズシリーズ屈指の傑作ですよね☺
事件現場の修道院には、古くからある「文書館」という建物があります。そこに秘密があるようですが、この文書館の構造にまつわる意図を巡って物語は展開していきます。
世界中から集められた本は今より遥かに価値があり貴重です。さながらそれは宝物庫だと言ってもいいかもしれません。それゆえに、多くの人がこの文書館を訪れました。
一方、ウィリアム修道僧にはもう一つの使命がありました。当時の皇帝派と教皇派との会談(正確には会談の為の会談)の設定役を担っていたのです。会談の場としてこの修道院を選んだという経緯もあり、複雑な社会情勢に巻き込まれながらも、知性を重んじつつ、答えの出ない命題を問いていきます。※ここでは皇帝派と教皇派と単純に括っていますが、修道会同士、果ては正統と異端の両争いの駆け引きも含まれているようなので、すごく複雑です。
つまり、この作品はミステリー小説の形を要しつつ、実は歴史や哲学に焦点を当てている作品だと思って差し支えないと思います。
ーここまで、簡単ですが説明させて頂きましたが、難しい💦
言葉足らずで申し訳ないですが、それは後々補完していこうと思いますのでご容赦を・・・それほど深追い出来なさそうな気もするけど(なんせ”おつむ”が圧倒的に足りない(´;ω;`))
ま~一読者として楽しみながら綴っていきたいと思います。ここまで読んでくださった方いらっしゃいましたら、ありがとうございましたm(__)m
まずは、下巻読破ですね(笑)
※noteにも同じ記事書いてます。
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